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家率は86.2%と、政令指定市平均(73.3%)に比べて12.9ポイント高くなっている(表1−2−5参照)。
65歳以上の単身世帯においても、仙台市の持ち家率は政令指定市平均に比べて、10ポイント以上高くなっている。しかし、その値は60.7%とほぼ6割にとどまっており、残りの4割は借家住まいとなっている。さらに、65歳以上の単身世帯の借家の内訳をみると、公営借家に比べて民営借家の割合が高く、借家世帯の7割以上が民営借家に住んでいる。
2010年の世帯数の推計値をみると、高齢単身世帯が大幅に増加していることから、借家世帯の割合が同水準で推移すると、高齢単身世帯の借家需要がかなり高まるとみられる。

 

表1−2−5 仙台市における住宅の所有関係別高齢者世帯数<1993年>

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資料:住宅統計調査(総務庁)

 

(3)1時間未満の場所に子が住んでいる高齢夫婦世帯は6割弱
次に、65歳以上の単身世帯及び夫婦世帯について、「子の住んでいる場所」との時間的距離についてみると、仙台市では1時間未満の場所(同じ敷地内を含むが、一緒に住んでいるものの生計が別である世帯を除く。)に子が住んでいる世帯の割合は、65歳以上の単身世帯が44.4%、65歳以上の夫婦世帯が58.8%となっている。また、子のいない世帯は、65歳以上の単身世帯が31.1%、65歳以上の夫婦世帯が12.5%となっている(表1−2−6参照)。

 

 

 

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